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大井洋之先生のブログ 介護老健施設管理医師のやりがい日記 “日日是好日” 

Vol.80 専門職である介護職員の給与は何故低い?

2019年01月21日

専門職である介護職員の給与は何故低い・・

 

共に働く医師からの思い

 

 

 

 

介護職員の仕事は、一般的に大事な職種であると言われ内容も理解されている

にもかかわらず世間の評価は低いと思います。

私はこのことを残念に思います。

それが最も表出しているのが給与額です。

今の給与では若い介護職員は結婚して家庭を持つことも躊躇するのではと思います。

介護の分野に入って介護職員の仕事を目の当たりにして、

尊い仕事であると改めて思いますが、どうして評価が低いのでしょうか?

 

日々の介護職員の仕事ぶりを見ていると大変な労働にも拘らず

時に介護の喜びを感じ、この喜びは格別と思われ、

そのような喜びを糧に施設内では明るく仕事をしているように思われます。

 

低給与で勤務時間が不規則な介護職員の離職率が高く、

若い人がほとんどであることも、介護職員の組織を形成しにくいので

国に働きかけることも難しいのではと想像します。

 

個々の介護職員を見ていると、介護の分野の根本的な改善を考える余裕が

持てない生活であるとも感じます。

一方、利用者の家族は気持ちの上で介護から逃避することなく

自分の肉親の介護、それも家族さえも嫌がる「下の世話」までしてくれる

介護職員に敬意と感謝の念を持ってほしいと願います。

 

家族は自分でも出来ることにカネを払い、単に介護職員に肩代わりして

もらっていると思ってはいないだろうかと感じることがあります。

家族の感謝の気持ちは介護職員の待遇改善やレベルアップの源になると思われ、

家族には介護職員は介護の専門家であるという認識を持ってほしいと願います。

このことは誰でも介護職員のお世話になる可能性があることから、

国民全体が認識しなければならないと思います。

 

例えば走ることは誰でも出来ます、

しかし、鍛錬したアスリートの走り方は異なります。

これと同じことが介護職員による介護にも言えます。

 

また走ることは記録に表わすことが出来ますが、

介護職の専門性は表しにくいと思います。

家族の限られた面会時間に介護職員の働きを見ても

当たり前の事と見えてしまいます。

 

私自身、介護職員と共に働き、専門性がやっと解かった気持がしています。

是非、家族は介護職員を専門職として見てほしいと思います。

一方、介護職員も介護職を専門職と再認識し胸を張り、

誇りを持ってレベルアップに邁進してほしいことは言うまでもありません。

 

嘗ての看護師が今の介護職員と同じような境遇からレベルアップし

現状に至ったことを見ても、歴史の浅い介護職員の待遇改善は成せるものと

思っています。

 

 

 

 

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