リサーチマインド
リサーチマインドは日本語で研究心とか研究魂であり、
漠然としているがとても大切であると思う。
大学では長い間、研究と臨床、教育に勤しんだ。
しかし、リサーチマインドについて意識して考えたことはない。
大学で若い大学院生の医師の研究指導をしながら、一般病院に勤務したことも
あったが、この時も特に意識したことはなかった。
しかし老健で管理医師として勤務してから、リサーチマインドが高齢者や
認知症の臨床に興味をもって楽しく診療するには、大事なことに思えてきた。
老健という制約の中で高齢者を診て治療を行うのだが、リサーチマインドは
そのことに花を添えてくれるように思う。
疑問に感じたことを調べることが、嘗て研究生活で培われた習慣となっており、
それが合理的に判断する基になっているとある日思い、リサーチマインドの
存在を意識した。
リサーチマインドが必要とする研究を行っていた時には感じることはなかったが、
老健という医学の最先端とはかけ離れた環境の中で、リサーチマインドが
道を誤らないように、日々進歩するように臨床医としての自分を支えてくれて
いるように思うのは予想もしなかった。
そして臨床医にとってある時期、研究に携わることは大事なことなのだ
とあらためて思うし、苦楽を共にして切磋琢磨しリサーチマインドを
互いに育んだ研究仲間に感謝の念が湧く。
医師だけではなく、老健の職員にとってもリサーチマインドは大切で、
誰でも持っているものと思うがそれに気がつき、
そして自分で育むことが大事なのではと思う。
どんな仕事でも、リサーチマインドを持っていることは
仕事を楽しむことに結びつくと思っている。
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