ほうれんそう
施設内で役職者と話した。ある部署の連携の悪さを訴える内容であった。
「ほう れん そう」がなっていないと嘆かれていた。
久しぶりに「ほう・れん・そう」この言葉を耳にした。
正確な意味はなんだったかと調べてみると「報・連・相」で
「報告 連絡、相談」をわかりやすくした略語である。
ビジネスにおいて使われるとされていた。
これを見ると上司が部下をしつけるような感じがした。
少し調べてみると本来は職場の上下関係に関わらず容易に「ほうれんそう」
が行われる風通しのよい職場環境にするための手段としたらしい。
部下の努力目標ではないということであった。
この三つ眺めていると介護施設にはこの文字はそぐわない感じがした。
どの様な言葉が適当か考えてみた。
報告は情報の共有としたい。
連絡は連携としたい。
相談は検討ではどうであろうか。
老健における「ほうれんそう」に違和感を覚えたのは
会社などでのビジネスと異にするからかもしれない。
更に思ったのはこの様なことはそれぞれの施設において
借り物ではない自分たちの言葉で作ることも大事かなと思った。
人間を看る仕事は難しい。その理由の一つは目標を設定しにくい。
設定してもそのように運ぶことは少ない。
見方を変えると介護は答えが出にくいし評価がしにくい。
老健で働くものは命令されて働くというよりも利用者や家族の為に
職員自身の自助努力が必要な仕事かもしれない。
その為に役職者は出来るだけ職員自身が自ら考え活用出来る時間を
作るシステムを考える必要がある。
そう考えると役職者や介護に携わる職員にとって介護施設は他
の職種にはみられない魅力的な職業である。
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