» Vol.95 管理医師としての成長

管理医師の成長

 

 

 

 

半世紀近く医師としてやってきた。

いろいろな思いがあるが、今になって様々な経験や人との交流により

成長させていただいた思いがある。

その中には患者さんやご家族との関りにより成長したことも感じ、

患者及びその家族が医師を育てるということを実感する。

 

腎臓病を専門に診療していたが、多くの患者さんを診て、様々な相談や要望を受け、

尊敬、感動、感心、悲しみ、虚しさ、無力さ、切なさ 

などを感じたこともあった。

 

若いときは逆に患者さんや家族から励まされたこともあった。

そのようなことにより患者さんにより自分が医師として成長させられたし、

成長する力を得た思いがしている。

 

老健に医師として勤務し思ったのは、利用者の状態が悪くなり、

家族にほとんどは電話で、時には面談し症状や検査結果、治療などについて

報告や話をするが、ご家族からはよろしくお願いしますと言われ、

病状等について詳しく問われることはほとんどない。

 

ほとんどの家族は受身で従順である。

医師は病気のことだけで後はケアマネなどが対応するからであろうか。

家族は施設に預けている、お世話になっているという負い目から

注文を付けないのであろうか。

 

時にご家族から説明がなかったなどの声が聞かれることがあるが、

クレームとして医師まで届かずに処理されるようだ。

しかし、このような状態は管理医師の在り方や存在価値に明確さを欠いていること

と無関係ではないと思われる。 

 

管理医師として成長の糧が利用者や家族であってもらいたい思いがある。

管理医師と家族との関係はオープンでフランクであってよいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

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