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大井洋之先生のブログ 介護老健施設管理医師のやりがい日記 “日日是好日” 

Vol.86 老健を志す医師が出てきてほしい

2019年02月05日

多くの医師に老健の状態を伝えたい

 

そして老健を志す医師が出てきてほしい。

 

 

 

 

 

老健が時代のニーズにマッチして発展的になるかは、

医師によるといっても過言ではない。

 

 

介護職員や看護師の獲得や離職も医師の影響は大きいものがある。

 

 

施設の運営に大きな影響がある医師の仕事は興味深く、

そして遣り甲斐があると私は思っている。

そのことをどうしたら多くの医師にアピールして

この職種に適性のある医師に届くことが出来るのであろうか?

 

 

多くの医師が老健の現状を知ることにより、この分野を志す医師が

出てくることを望むのだが、個人的にも公にも管理医師の重要性を

知ってもらうための場や方法が見当たらないのである。

おそらく老健は私たちが思っている以上に、医師に知られていないのであろう。

 

個人的な一つの方法としてこのブログを書くことになった。

しかしいろいろな事柄を書くにつれ、問題点も多くあり忌憚なく記載したが、

果たして医師がこのブログを見て管理医師として「やってみよう」

と思ってくれるか自信がない。

 

かといって、老健は多職種の人が一所懸命働いているなかで

医師の仕事が安易であるということを募集のキャッチフレーズにしたくないし、

現に老健での医師の仕事は意欲的にやれば、他の医師の仕事がそうであるように

安易な仕事ではなくこれでよいということはない。

 

実際に勤務してみて思うのは、勤務時間が決められており

それが守られることであろう。

遣り繰りを考えて行うことにより、特別な場合を除いて勤務時間内に

仕事を終わらせることが出来るので時間的な余裕がある。

 

老健は医師が一人か二人であるので、利用者の状態を把握していれば

医師のペースで仕事が出来るからであろう。

仕事時間が守れることより女性の医師にも適しており、

老健の存在を知ってもらいたいと思っている。

老健はいまだ様々な問題点が残されているからこそ、

活力ある医師に期待したいのである。

 

同時に老健の現状をもっとオープンにすることにより、

老健をステップアップすることが出来ると思っている。

 

老健で働く職員を見ていると改善が必要な事実をオープンにすること

或いは風通しよくすることに躊躇が感じられ、それらを払拭し改善に

導くためには「情熱」「勇気」そして 「話し合い」等が必要とされると思う。

 

高齢化の時代となり、益々重要な任務を担うことになる老健には

やる気のある医師が必要になっている現状を知っていただきたい思いである。

医師に向かって大声で叫びたい思いがする。 

 「出てこいや」と

 

 

 

 

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