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大井先生との出会い

 

 

 

大井先生と働かせて頂き始めた頃、施設では転倒骨折事故が多く、事故予防を最重要としたケアが行われがちでした。

 

ある日、大井先生は職員に「人は動く者、怪我はごく自然な事。皆さんはとても良いケアをされている。事故を恐れず、ケアをして下さい。万が一、骨折などが起きたら私が責任を取ります。」とおっしゃられました。

 

職員は先生のおっしゃっている意味が理解出来ないほど、事故を起こすのではないかという不安や恐怖に取り憑かれていました。

しかし、結果は直ぐに出ました。以後、骨折事故が激減したのです。

これまで、私はリスクマネージャーとして活動した時期もありました。少なからず事故予防対策に力を入れてきたつもりでしたから、自分の力不足に愕然としました。

毎日のように事故原因を追求し具体策をたてているうちに、流れ作業のようになっていた部分があったのだと思います。だから、職員が不安や恐怖を抱きながらケアをするリスクに気づけなかった。私は反省し、自分の未熟さを思い知りました。

 

精神の安定は持てる力を最大限に発揮させると実証したような経験でありました。

また、仲間(職員)の努力を認め信じる事は、チーム作りの土台になると学びました。

 

大井先生との出会いによって、今まで行ってきたケアだけでなく、専門職や管理職としてのあり方について考えさせられました。福祉施設看護師として専門性を高める為に長年勤めた老健から特養へ移り、現在に至ります。

 

恩師である大井先生と社長の篠原様からブログのお話しを頂き、このような素晴らしい機会を得て、大変恐縮しております。

私には現場のお話しか書けませんが、僅かでも、介護領域の発展の何かになるなら幸いです。

 

 

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