「広義の終末期 ・・ 看取り」
看取ることの真の難しさはマニュアルにしにくいことであり、老健での看取りの確立には時間が必要であると思っている。
現在、看取りを積極的に行っている老健と行っていない老健がある。
以前、利用者の終末期の看取りについて、看護科長との会話の中で「広義の終末期」という言葉を看護科長が言われた。私はなるほどと思った。
考えてみれば、老健におられる利用者の大多数は広義の終末期にあると思う。
これを前提にして介護、医療、リハビリ、食事を考えると色々なことの対応に変化を認めることがある。
また、家族も自分の親、兄弟、伴侶である利用者が広義の終末期であることを前提にものを考えると、随分と考えや対応が変わってくるものと思われる。
そこには寛容や愛おしさや惜しい気持ちが湧くこともある。
私は終末期という言葉は暗いイメージで好まないが、時にこの言葉は静かな明るさや道が開けるきっかけになることを感じている。
まずはコンサルタントにご相談下さい
先生の貴重なご経験を生かすにはまず、
こちらから!