老健施設 100人の施設に管理医師は一人 責任の重さ
老健は100人の入所者に一人以上の常勤の医師(管理医師)が必要とされています。
通常、医師は一人ですが、恵まれている老健は医師である施設長と管理医師の二人の医師がいる施設もあります。
管理医師は日中の勤務で、当直医はおらず夜間は医師不在です。
関連病院の医師が関与する施設もありますが、夜間は夜勤の看護師が判断して予め用意している感冒薬、抗菌薬など投与することもあります。
また救急車を呼ぶ判断も看護師が行うこともあります。老健の看護師には頼りになる人がおります。
利用者の状態が悪くなった時には見極めが必要となります。
老健で治療して改善に導けるか、それとも入院が必要かです。
老衰のため病院に入院しても改善が難しい場合は家族とよく相談をします。
また前もって家族の希望を聞いておくことも必要です。
延命治療を希望するか否か文書に記載、署名してもらいます。
「リビングウイル」と言われているものです。病院に入院し治療により改善の可能性があれば家族に積極的に入院を勧めます。
このような相談が忌憚なく出来るように普段から家族と良いコミュニケーションを心がける必要があります。
レントゲン撮影も出来ず、直ぐに血液検査結果が得られない老健で、患者である利用者をよく観察し頻繁に診察を行い、看護師や介護職員の協力を得て改善したときの喜びは何とも言えないものがあります。
管理医師は孤独と責任の重さを感じることがあります。
まずはコンサルタントにご相談下さい
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