介護老健施設の費用・・・見えない負担には感謝の気持ち
老健は利用者一人に支給される利用額は介護度により決まっており、その中で医療にかかる費用も支払われます。
そこで医療に出来るだけお金をかけないことが老健の経営上大切になります。
経営に影響を及ぼすほど検査や薬の投与が必要な状態は、老健の適応ではないということだと思います。
高齢者は治療中の病気に加え、新たな病気に罹ることがあります。
老健で治療するとき、薬はジェネリックを使い検査も必要最小限にしています。
病院勤務の長かった私は老健に勤めた当初は戸惑ったのですが、だんだん慣れるにつれ老健での診療の面白さを感じるようになりました。
大げさに言えば、検査を行わねばならない医療から解放された感じさえしています。
超高齢者は採血も困難で苦痛を伴うこともあり、また画像診断の為に医療施設に行くことも身体の負担となります。
出来るだけ検査を行わない医療を管理医師として受け入れ、その上で職員とのチームワークは老健における医療面からも大切であると思います。
老健においては、病院勤務時代の経験や診察の基本である聴診、触診、打診の大切さを改めて感じます。
老健では利用者の状態が悪化し医療費や職員の負担が増し苦慮しても、家族の負担額は変わりません。
そのことが職員に対しての感謝の気持ちに乏しい所以にならないように願いたいものです。
まずはコンサルタントにご相談下さい
先生の貴重なご経験を生かすにはまず、
こちらから!