「認知症を介護している 家族に話していること」
認知症に罹った高齢者の世話をしている家族は大変です。
家族から相談を受けると苦労と一言でいえるものではなく、凄まじい、悲しい、切ない気持ちになる事があります。
私は家族から相談を受けた時、必ず伝えることがあります。そしてこれを伝えると家族は少しホッとされるようです。
「このようなことはご主人が行っているのではなく、病気がそうさせているのです」とお話する。
夫が言っていると思うと奥さんは腹が立ったり、悩んだり、悲観する。しかし病気がそうさせていると思うと慈愛の念が僅かに湧いてくる。
その結果、家族の対応に変化を認め、認知症の人にとっても良い効果が得られた例を経験している。精神科への受診を拒んでいた家族が治療を受けさせる気持ちになったこともある。
病気がそうさせていると思うことは、客観的な考えに繋がり、家族のみならず医療や介護にかかわる職員にとって大事なことである。
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